中国の習主席と電話会談を行う李大統領(大統領室提供)=10日、ソウル(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
中国の習主席と電話会談を行う李大統領(大統領室提供)=10日、ソウル(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領は10日、就任後初めて中国の習近平国家主席と電話会談を行った。大統領室の姜由楨(カン・ユジョン)報道官が発表した。

 電話会談はこの日午前11時半から約30分間行われた。

 李大統領が4日の就任後、外国首脳と電話会談するのはトランプ米大統領、日本の石破茂首相に続き3人目となる。

 姜氏によると、習主席は李大統領の就任に祝意を伝え、「新政権と韓中戦略的協力パートナー関係の発展に向け協力していきたい」と述べた。李大統領は「両国が互恵・平等の精神に基づき、経済・安全保障・文化・人的交流などさまざまな分野で活発な交流や協力を進めることを望む」と応じた。

 両首脳は両国の国民の生活に実質的に寄与できるよう、関係を発展させていくことが重要との認識で一致し、人的・文化交流を強化して両国民の友好感情を高め、経済協力など実質的な協力分野で体感できる成果を出すため努力することを確認した。

 李大統領は10月末に韓国南東部・慶州で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に習主席を招待し、両国関係の発展に向けた緊密な意見交換を期待すると表明した。大統領室の関係者は「(習主席が)APEC首脳会議に出席すれば11年ぶりの韓国訪問になり、(両国関係で)重要な転機になると思う」と述べた。

 李大統領は朝鮮半島の非核化や平和、安定のために中国が建設的な役割を果たすよう要請し、習主席は「朝鮮半島の平和と安定は両国の共同利益のため、問題解決や朝鮮半島の平和と安定のため努力する」と述べたという。

 姜氏は「両首脳は韓国新政権の発足をきっかけに新たな韓中関係をつくっていくため、諸分野で緊密な意思疎通を続けていくことにした」と明らかにした。


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