［韓流］ＨＹＢＥが中国法人設立　アーティストの現地活動本格化へ

【ソウル聯合ニュース】韓国の総合エンターテインメント企業ＨＹＢＥ（ハイブ）は２９日、中国・北京に先月２日、現地法人「ＨＹＢＥ　ＣＨＩＮＡ」を設立したと発表した。

　同社の海外法人設立は日本、米国、メキシコ（ラテンアメリカ）に続き４番目。

　ＨＹＢＥの関係者は昨年から法人設立を準備していたとして、「ＨＹＢＥ　ＣＨＩＮＡは今後、ＨＹＢＥミュージックグループに所属するアーティストの現地活動のサポート業務に集中する計画」と説明した。

　ＳＭエンタテインメント、ＹＧエンターテインメント、ＪＹＰエンターテインメントなどの韓国の主要芸能事務所は既に中国法人を設立しており、ＳＭのＷａｙＶ（ウェイブイ）、ＪＹＰのＢＯＹ　ＳＴＯＲＹ（ボーイストーリー）など中国現地を拠点とするグループが活動している。

　人気グループのＢＴＳ（防弾少年団）やＳＥＶＥＮＴＥＥＮ（セブンティーン）など多数の人気アーティストを抱える韓国トップの芸能事務所であるＨＹＢＥが中国法人設立に乗り出したのは、中国当局が韓国コンテンツの流通を制限する「限韓令」の緩和が期待されていることと関係があるとの見方もある。

　ただ、ＨＹＢＥ　ＣＨＩＮＡは今のところ中国市場をターゲットとするオーディション番組の制作や新人グループをデビューさせる計画はないとされる。ＨＹＢＥ　ＪＡＰＡＮの男性グループ、＆ＴＥＡＭ（エンティーム）やＨＹＢＥ　ＡＭＥＲＩＣＡのガールズグループ、ＫＡＴＳＥＹＥ（キャッツアイ）などを擁する他の海外法人と比べると限定的な役割を果たすとみられる。