【ソウル16日聯合】市場リサーチ機関のアイサプライが先ごろ発表した報告書によると、サムスン電子は半導体チップを1つのパッケージに収めたマルチ・チップ・パッケージ(MCP)分野で昨年シェア34.0%を記録、圧倒的1位に立った。2位以下はインテル(17.6%)、東芝(16.0%)、スパンション(15.3%)と続く。MCPはNAND型フラッシュメモリー、NOR型フラッシュメモリー、モバイルDRAMなど異なる種類の半導体を積層した製品で、主に携帯電話やMP3、PMPなどのモバイル機器に使用される。
 サムスン電子はMCPのシェアを前年の30.8%から3.2ポイント引き上げた。東芝は前年の5位(6.7%)から昨年は3位に浮上した。一方、インテルやスパンション、STマイクロエレクトロニクス など他企業は大半がシェアを下げた。

 サムスンのMCP販売価格は昨年9.25ドルで、インテル(5.08ドル)、東芝(8.38ドル)、スパンション(4.72ドル)、STマイクロエレクトロニクス(6.80ドル)より高かった。サムスン電子が、主にメモリー容量の大きいハイエンドクラスのプレミアム携帯電話にMCPを供給していたためと分析される。

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