【ソウル11日聯合】全世界のセキュリティー脅威の約半分が、韓国で発生していることがわかった。
 アンラボ(安哲秀研究所)が11日までにまとめた月間セキュリティー・ウィルス報告「ASECレポート」によると、先月にネットワークモニタリングシステムで世界のセキュリティー脅威状況を調査した結果、セキュリティーシステムに対する攻撃の48%が韓国で発生し、最高を記録した。次いで米国が17%、日本が13%、香港が7%、インドが5%と続いた。

 レポートはこうした結果について、韓国が多くの攻撃を受け、それに伴い感染した悪性コードが再び攻撃を試みたためと分析している。攻撃タイプ別の分析では、攻撃を受けたセキュリティー上のぜい弱点トップ5がすべて公開から3年を超えるものだった。これは、ぜい弱な点があらわになってもシステムにパッチを適用しない場合が依然として多いためとみられる。

 アンラボ関係者は、情報通信(IT)インフラが強い韓国の特性上、セキュリティー面で多くの攻撃を受けざるを得ないと指摘し、政府と企業、国民すべてのセキュリティー意識が向上しなければ問題解決は難しいと話している。

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