IT輸出は先進国市場の景気低迷やIT製品の全般的な価格下落など対外条件の悪化にもかかわらず、2けたの増加率を記録した。輸出を製品別に見ると、携帯電話端末機(部品含む)が166億6000万ドルで33.0%増加した。先進国市場のプレミアム製品への買い替え需要と新興市場の中・低価格製品の販売増加が追い風となった。
ディスプレーパネルの輸出は129億4000万ドルで前年同期比43.0%急増し、上半期ベースで初めて100億ドルを突破した。パネル輸出は、フラットテレビとモニター用パネルの大型化傾向が続いていることに加え、北京五輪特需を狙ったテレビメーカーの注文増加などで好調をみせた。
これに対し、半導体輸出はDRAMの供給過剰による単価下落で前年同期比7%減の175億4000万ドルにとどまった。2002年上半期以降、6年ぶりに半期ベースで減少に転じた。NAND型フラッシュメモリーはMP3プレーヤーやPMP(ポータブルメディアプレーヤー)などの需要先拡大で前年同期比22.7%増の15億ドルを計上した。
国別では、中国向け輸出が22.4%、欧州連合(EU)向けが15.0%、米国向けが13.4%、それぞれ増加した。一方、日本向け輸出は半導体やパネル、モニター輸出が減り3.0%の減となった。
一方、IT輸入は半導体が前年同期比12.9%増の166億8000万ドル、コンピューター・周辺機器が12.7%増の44億7000万ドルなどと集計された。
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