【光州1日聯合】遺伝子の発現過程で重要な役割を果たす酵素タンパク質の機能と役割が、世界に先駆け国内研究陣により究明された。光州科学技術院(GIST)は1日、生命科学課のシム・ヘホン教授チームがデオキシリボ核酸(DNA)からリボ核酸(RNA)を経てタンパク質が生成される遺伝子の発現過程で中核的な役割を果たす酵素タンパク質「UAP56」の機能と役割を究明したと明らかにした。シム教授チームは、人間をはじめ高等動物の遺伝子発現を調節するUAP56がRNAプロセシングの過程で行う精巧な調節メカニズムを確認したと強調している。
 この研究結果は現代生命工学界の重要な研究エリアに浮上したRNAプロセシングの原理に関する理解幅を一段階高めたもので、学界から注目を集めている。また、脊髄(せきずい)性筋萎縮症やがんなど、RNAプロセシングの異常により生じた疾病や遺伝病を治療する新薬の開発にも役立つものと期待される。

 研究結果は分子生物学と遺伝学分野の学術専門誌「遺伝子と発生」7月号に掲載された。

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