LG電子がサウジでエアコン工場完工、中東市場攻略へ

【ソウル5日聯合】LG電子が国内企業では初めて中東地域にエアコン生産工場を本格稼動し、原油高で購買力が急拡大する中東市場攻略に乗り出す。
　LG電子は5日、サウジアラビアのリヤドで4日にエアコン生産・販売の合弁会社「LG・Shaker」の工場完工式を行ったと明らかにした。同社はサウジ最大手の家電流通会社H．G　Ibrahim　Shakerと組み、2006年に総額3500万ドルで合弁会社を設立、昨年初めに工場建設に着工した。工場の生産能力は年産25万台だが、2011年までに2000万ドルを追加投資し50万台まで生産量を上げる予定だ。LG電子側は、今年の中東エアコン市場は原油高で潤うサウジや湾岸地域を中心に前年比10%成長し、35億ドル規模に達すると予想している。

　これでLG電子のエアコン生産拠点は、国内をはじめ中国、トルコ、インド、ブラジル、タイ、ベトナムなど計9か所となった。生産能力は年間1600万台以上と、世界最大レベルを確保した。