北京市水害・干ばつ対策指揮部によると、8月1日午前6時までに市全体で平均257.9ミリの降水量を記録した。最も多い所では3日間の合計降水量が736ミリとなった。
この大雨により山間部では洪水などが発生し、これまでに11人の死亡が確認されている。犠牲者は門頭溝(もんとうこう)区4人、昌平(しょうへい)区4人、房山(ほうざん)区2人、海淀(かいでん)区1人となっている。このうち2人は、救助活動にあたっていた消防隊員と門頭溝区の幹部であったと伝えられた。
その他に門頭溝区13人、昌平区10人、房山区4人の計27人が行方不明となっている。房山区の4人は救助活動中に洪水に巻き込まれ連絡が途絶えたという。
今回の記録的な大雨により、北京市全体で約4万5000人が被災した。避難している人は12万7000人にのぼる。
市当局は犠牲者に対し深い哀悼の意を示すと共に、引き続き洪水や土砂崩れなどの危険性があるとして最新の気象情報に注意するよう呼びかけている。
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