この日、男の子と離れて暮らしていた実の母親は「わたしが連れていって育てるべきだった」と話し、涙を流した。
去る11日午後、インチョン(仁川)のある葬儀場では両親の虐待によってこの世を去った男の子の出棺が執り行われた。出棺式には実の母親や叔父、祖母など親族が参列。父方の親戚は、誰ひとり参列しなかった。
男の子の実母とその家族は「令状実質審査で父親の『わたしは、(殺害)していない』という言葉を聞き、震えた」とし、「息子が死んだのに、どうしてあんな言い方ができるのか。怒りが込み上げてくる」と話した。
また「父親側の親戚は誰ひとり、告別式の時間になっても姿を見せず、弔問にも来なかった」とし、「きのう電話したところ、『あの子はもう死んだのだから、どうしようもない』という反応を見せた」と吐露した。
これに先立ち、実の父親は去る10日に開かれた令状実質審査の直前、取材陣に対し「わたしは殴っていない」、「(実の)母親からは一度も連絡がなかった」などと主張していた。
死亡時、男の子は小学5年生だったが、体重は30キロにも満たなかったという。同じ年の男子児童より15キロも少ないことになる。また、体にはあざがあったという。実の母親は、男の子が病院に搬送されたとき「7歳のころに買ってあげた下着を着ていた」として証拠となる写真を見せた。
男の子の実父はインチョン(仁川)市内のアパートで、息子を常習的に虐待し、再婚した女性(男の子の義理の母親)が去る7日、同じ場所で男の子を殴って殺害した疑いがもたれている。
実父らは逮捕時、警察の聴取で男の子の体にあったあざについて「自害痕」と主張したが、その後の聴取では「教育として、体罰を加えたことはある」として一部容疑を認めた。ただし、殺害については現在も否認している。
なお、義理の母親と実父は去る10日、それぞれ児童虐待致死と常習児童虐待容疑で警察に拘束された。警察は2人のスマホをデジタルフォレンジック調査し、虐待方法などを追加で確認している。
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