韓国の国家感染症危機対応諮問委員会は、今月17日に会議を開き「室内マスク着用義務」の調整方案について話し合う(画像提供:wowkorea)
韓国の国家感染症危機対応諮問委員会は、今月17日に会議を開き「室内マスク着用義務」の調整方案について話し合う(画像提供:wowkorea)
「解除はそう遠くない」

韓国中央災難安全対策本部のチョン・ギソク(鄭ギ碩)新型コロナウイルス感染症対応団長兼、国家感染症危機対応諮問委員長は16日、最近の新型コロナの流行状況について「ピークを過ぎ安定している状況だ」として、室内マスク着用義務解除について先のように語った。チョン団長は「『義務を解除する』としても、急激に流行が増すことはないだろう」とし「この冬の新型コロナの流行はピークを過ぎ、今は安定した状況に入っている」と語った。

つづけて「最近になり、顕著に流行の勢いは緩やかになっている」とし「ここ1週間の感染者数は30万人で、2週間前(1月第1週)の41万人より約27%減少し、週間の死者数は400人から356人へと約11%減少し、週間の新規重症患者も530人から440人へと約17%減少した」と説明した。チョン団長は「(海外からの変異株の流入などではない)危険要素のうち、国内の要因はほとんどないとみている。今後200万~300万人が感染するようになれば、今回の流行は終わるだろう」と予想した。

チョン団長が委員長を務めている国家感染症危機対応諮問委員会は今月17日に会議を開き「室内マスク着用義務」の調整方案について話し合う。チョン団長は「『マスクをはずす』という考えをかなりしてきたのは事実であり、その時はそれほど遠くない」とし「室内マスク義務を解除したとしても、急激に流行が増すことはないだろう。ある程度は増加するが。全体的な措置を再び変えるほど増えることはないだろう」と予想した。

解除時期については「旧正月(22日)前にどのような政策を発表したとしても、旧正月以降に明確な時期を定められなかったとしても、すでにその時期はかなり近づいている」とし「そのこと(室内マスク義務解除)により、社会に緊張感がなくなることはないと考える」と語った。つづけて「(室内マスク解除に関する)国内の状況はクリアしているとしても、海外の状況によりもう少し時間をもって決定するのが最も安全な方法だ」とし「最も安全であれば、それは危険が一層ないことであり、人々の生命をより保護することができることだ」と語った。

ただチョン団長は「今後、室内マスク着用義務を調整する場合、マスクを着用し続けた状況よりも感染が拡散する可能性が高い」とし「そのようになれば、高危険群は現在よりも危険に対し露(あら)わになるしかない」と警戒した。つづけて「高危険群に属する高齢層、特に60代前半の免疫低下者・感染ぜい弱施設の利用者および従事者・慢性疾患保有者たちは、直ちに改良ワクチンを接種し免疫力をもつことを願う」と強調した。

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