韓国クァンジュ(光州)地裁・スンチョン(順天)支院は10日、殺人および障害者福祉法違反などの容疑で拘束起訴された30代の女性A氏に対して結審公判を開いた。検察はこの日、A氏に対して懲役20年を求刑した。
検事は「被告人はモーテルを運営する過程で被害者と共に掃除していたところ、被害者が掃除をきちんとしないため暴行した」とし「犯行事実が明らかになるのを恐れて被害者を病院に連れて行かなかった」と指摘した。また、「事件当時、防犯カメラをなくすなど証拠を隠滅し、現在まで殺人容疑を否認している」と求刑理由について明らかにした。
A氏側の弁護人は最終弁論で「被告人が被害者を病院に連れて行かなかった部分は間違っていた」としながらも「事件を整理してみると、故意に殺害したと見るのは難しい」と裁判所に善処を要請した。
A氏は最終陳述で「伯母には悪いことをしたが、愛している」とし「暴行した事実はあるが、殺害の意図はなかった。死ぬまで謝罪しながら生きていきたい」と述べた。
A氏は5月17日午後9時ごろ、チョルラナムド(全羅南道)ヨス(麗水)市のあるモーテルで知的障害のある伯母を数回にわたって暴行した後、放置して死亡させた疑いで拘束起訴された。
宣告公判は来月1日午後2時に同じ法廷で開かれる。
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