雇用労働部(部は日本の省に相当)中部地方雇用労働庁は8日午前9時から、韓国鉄道公社ソウル本部事務所(ソウル)、地下鉄3号線チョンバルサン(鼎鉢山)駅事務所など4か所に対して家宅捜索をおこなっていると明らかにした。今回の家宅捜索は去る9月30日、鼎鉢山駅スクリーンドア通信装備交換作業中だった勤労者が駅に進入していた列車にはねられ死亡した事件と関連したものだ。中部地方雇用労働庁は今回の家宅捜索を通じて、事故当時の作業と関連して産業安全保健法上の安全措置が順守されたか否かを確認する予定だ。
韓国鉄道公社では去る9月、鼎鉢山駅事故を含め、ことしだけで4件の重大労働災害が発生した。ことし3月14日、テジョン(大田)の列車検修庫では客車の下部とレールの間に挟まれたと推定される事故で勤労者が死亡し、7月13日にはソウル・チュンナン(中浪)駅のホームで排水路を点検していた勤労者が列車にぶつかって死亡した。また、今月5日にも韓国鉄道公社職員A氏(33)がキョンギド(京畿道)ウィワン(義王)市のオボン(五峯)駅貨物列車の連結作業(入換作業)中に入換用機関車にはねられ死亡する事故が発生した。
雇用部は「重大災害予防のため作業場に対する監督と支援に最善を尽くし、基本的な安全措置をせず反復的に重大災害が発生する事件に対して厳正措置していく方針」と述べた。
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