韓国、27か月連続の人口自然減少…死亡者数が増加し出生児数が減少(画像提供:wowkorea)
韓国、27か月連続の人口自然減少…死亡者数が増加し出生児数が減少(画像提供:wowkorea)
韓国の人口の自然減少がことし1月にも続いた。生まれた人が死亡した人より少なく、韓国の人口構造は高齢化が急速に進んでいる。

韓国統計庁が23日発表した「1月の人口動向」によると、1月に2万4598人が生まれたものの、これより多い2万9686人が死亡しており、人口が5088人減少した。1月の出生児数は2万4598人と前年同月比1.2%減少した。これは1981年に統計が作成されて以来、1月としては最も少ない規模であり、2015年12月から74か月連続の減少となる。人口1000人当たりの出生児数を把握できる粗出生率は5.6人で、1年前と比べ0.1人減少した。

同月の死亡者数は2万9686人で昨年同月と比べ9.0%増加した。2018年1月(3万1600人)に寒波により死亡者が過去最高を記録して以来、2番目に多かった。高齢化が進む中、新型コロナウイルスが健康の危険要因として作用し死亡者数が増加した。

これにより1月の出生児から死亡者数を引いた人口は5088人減少した。2019年11月から27か月連続の減少だ。年間基準では2020年(-3万2611人)に初めて自然減少に転じて以降、昨年(-5万7280人)は減少幅を拡大しており、2年連続で人口のデッドクロスが発生した。また、1月に全国の市・区役所および邑・面事務所に届け出された婚姻件数は1万4753件で、前年同月比9.4%減少した。これは1月としては1981年の統計作成以来、最低の数値となる。

低出産・高齢化により人口の自然減少は続くとみられる。統計庁の「将来人口推計:2020~2070年」によると、出生児数は2030年に23万人に減少し、2070年には20万人にまで減少するとみられる。同期間の死亡者数は40万人、70万人をそれぞれ突破するものと予想された。これにより自然減少の規模は2030年に10万人、2070年には51万人の水準に増加するものとみられる。

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