北朝鮮の朝鮮中央通信は2月28日、「前日に偵察衛星開発のための重要な実験を行った」と報じた。同通信はカメラで地上を撮影し、高解像度などを立証したと説明。宇宙から撮影したという朝鮮半島の写真を公開した=(朝鮮中央通信=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
北朝鮮の朝鮮中央通信は2月28日、「前日に偵察衛星開発のための重要な実験を行った」と報じた。同通信はカメラで地上を撮影し、高解像度などを立証したと説明。宇宙から撮影したという朝鮮半島の写真を公開した=(朝鮮中央通信=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ワシントン聯合ニュース】米高官は10日(現地時間)、北朝鮮が先月27日と今月5日に行った弾道ミサイルの発射について、大陸間弾道ミサイル(ICBM)のシステム実験の一環との分析結果を明らかにした。最大射程の新型ICBM発射実験を前にシステムの性能実験をしたとの趣旨で、「レッドライン(越えてはならない一線)」とされるICBMの発射実験が迫っていると受け止められる。

 新型のICBMは北朝鮮が2020年10月の朝鮮労働党創建記念日の軍事パレードで初めて披露した。米国は北朝鮮のここ最近の2回の弾道ミサイル発射について、遠くに飛ばす能力ではなく、さまざまなシステム性能を実験する意図があったとみている。

 北朝鮮は2回の発射について、「偵察衛星開発計画に基づいて重要な実験を行った」と主張している。韓国軍当局などは準中距離弾道ミサイル(MRBM)としていたが、米当局はICBM発射実験のための性能の検証と見ている。

 北朝鮮は2018年4月に核実験とICBM発射実験のモラトリアム(一時停止)を宣言したが、今年1月に宣言の撤回を示唆している。

 米国は北朝鮮の発射に対し、新たな独自制裁措置を取る計画だ。その一方で、唯一の解決方法は外交との姿勢を崩しておらず、北朝鮮と前提条件なしに対話することに開かれた立場を維持していると強調した。


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