北朝鮮と国境を接する中国・丹東から見た中朝友誼橋(左)と鴨緑江断橋。橋の向こう側に北朝鮮・新義州が見える=(聯合ニュース)
北朝鮮と国境を接する中国・丹東から見た中朝友誼橋(左)と鴨緑江断橋。橋の向こう側に北朝鮮・新義州が見える=(聯合ニュース)
【瀋陽聯合ニュース】北朝鮮の故金日成(キム・イルソン)主席の生誕記念日である4月15日の「太陽節」を前に、中国からの布地の輸入が急増していることが、17日分かった。  中国の北朝鮮消息筋は「先月16日に1年半ぶりに中国・丹東と北朝鮮の新義州を結ぶ貨物列車の運行が再開したが、同列車で北朝鮮に運ばれる布地が近ごろ大幅に増えた」と明らかにした。 同消息筋は「貨物列車の運行再開当初は食用油など生活用品が多かったが、近ごろは布地が占める割合が大きい」として、運送量の約30%を占めると説明。太陽節の記念行事の参加者が着るユニホームを作るための生地を輸入したとの見方を示した。 北朝鮮は先月、故金正日(キム・ジョンイル)総書記の生誕80年記念日(光明星節、2月16日)と故金日成主席の生誕110年(太陽節)が重なる今年に大規模な記念行事を行うことについて議論した。 今月15日には「抗日闘争の聖地」とされ、北朝鮮北部と中国との境界にそびえる白頭山の麓に位置する三池淵で金総書記の生誕記念日を祝う中央報告大会を開催するなど、北朝鮮全域で光明星節の祝賀行事を行った。 また、中国・北京の北朝鮮大使館と瀋陽の総領事館でも3年ぶりに光明星節の記念行事を開いた。
Copyright 2022YONHAPNEWS. All rights reserved. 40