北ミサイル、「空中核爆発」技術を保持か=米専門家(画像提供:wowkorea)
北ミサイル、「空中核爆発」技術を保持か=米専門家(画像提供:wowkorea)
北朝鮮がことしに入って相次いでミサイルを発射している中、米国専門家は「空中核爆発」技術を保持している可能性があると懸念を示した。

 韓国メディアは米VOAの報道を引用し、国際原子力機構(IAEA)事務次長を務めたオーリ・ハイノネン特別研究員が北朝鮮の地対地戦術誘導弾の発射に注目し、「機体と再進入体に相当な空気力学的圧力と熱負荷がかかる難しい弾道飛行軌道」と評価したと報じた。

 ハイノネン特別研究員は6日(現地時間)、「公開された写真を見ると、ミサイルが目標物に到達する直前、空中で爆発しているようだ」とし、「敵の兵力など、地上にいる人たちに及ぼす影響を極大化するための手段」と説明。

 その上で「大気圏に再進入した弾道を望む地点へ正確に爆発させる技術を取得したならば、核弾頭としてもそのように使うことができる」とし、「北朝鮮が選択した高度で弾道を爆発させることができるようになったという点で、また一つの重要な”限界点”を超えたということになる」と懸念を示した。

 特に、ハイノネン特別研究員は「このような方式の攻撃は、弾道爆発時点を調整することのできる技術が核心」とし、「核弾頭を約0.5km上空で爆発する衝撃を極大化することができる」と説明。また「北朝鮮が安保理の追加措置に触発する高空爆発実験をする必要がないという意味になる」という部分についても示唆点として挙げた。

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