北朝鮮当局は、7日からの集中豪雨による被害総額が昨年の水害の10倍を上回るとの予測を明らかにした。多くの農耕地が浸水し、長期的に食糧難が深刻になることを懸念している。在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)機関紙の朝鮮新報が23日、水害被害対策委員会の中央常務チョ・ヨンナム責任者の発言を伝えた。
 チョ責任者によると、7日から14日までの降水量は各地域で300~800ミリに達し、北朝鮮の年間降水量1000~1800ミリの7~8割が集中したという。また昨年の大雨が一部の地域だったのに対し、今年はほとんどの地域で被害が発生している。

 復旧状況については、対策委員会では9月末を基本的な復旧目標のめどにしているという。鉄道の平壌~清津区間は復旧したが、一部の高山地帯では寸断されたままの区間もあると説明した。


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