韓国野党議員、次官の「北核施設再稼働、南北合意違反ではない」発言を批判…「ただの詭弁」

韓国の最大野党「国民の力」のテ・ヨンホ（太永浩）議員が、北朝鮮によるヨンピョン（寧辺）の核施設再稼動は「南北合意違反ではない」とした韓国政府の立場を「ただの詭弁（きべん）」と批判した。

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　太議員は7日、立場文を通して「北朝鮮の寧辺再稼動は、永久的廃棄を言及していた2018年とは異なる正反対の道を進む明白な合意文違反」と述べた。

　これを前に、韓国外交部（外務省に相当）のチェ・ジョンゴン（崔鍾建）第1次官は国会外交統一委員会の全体会議で「北朝鮮が寧辺の核施設を再稼働しても、それは南北合意違反ではない」との見解を示していた。

　寧辺の核施設再稼働が事実なら、南北首脳が署名した2018年4月の「板門店宣言」と同年9月の「平壌共同宣言」の趣旨に反すると見るか、という野党議員の質問に対して、崔氏は「そうではないと思う」と回答。合意内容のうち、北朝鮮による目に見える措置は今も進められており、核実験場やミサイル実験場の廃棄を例に挙げて答えていた。