統一部のチャ・ドクチョル副報道官は3日午前、定例会見で「北朝鮮が平壌郊外にあるミリム(美林)飛行場一帯で軍事パレードを準備しているのか」という報道陣の質問にこのように答えた。
チャ氏は「具体的に確認できる情報は持っていない」としながらも、「今後、統一部は軍事パレードの開催可能性について、予断せず、状況を注視していく」と明らかにした。
これに先立ち、米国の北朝鮮専門メディア「38ノース、NKニュース」などは一斉に、「衛星写真の分析結果、平壌にあるミリム閲兵式演習場所で軍隊とみられる隊列が集結している」とし、朝鮮民主主義人民共和国樹立73周年の今月9日か、朝鮮労働党創建76周年の来月10日に軍事パレードの可能性を取り上げた。
実際、北朝鮮は5周年、10周年などに軍事パレードを行ってきた。昨年10月10日には労働党創建75周年を記念して大陸間弾道ミサイル(ICBM)や潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)などを動員して前例のない「深夜軍事パレード」を行った。
続いてチャ氏はこの日、北朝鮮メディアを通じて開催の事実が報道された北朝鮮政治局拡大会議については、「今回の会議は今年6月29日の第2回政治局拡大会議以来2か月ぶりに開催されたもの」とし、「金正恩国務委員長が参加する中で、国土管理政策、防疫対策、人民消費品の生産、農業の結束そして組織問題など対内問題を討議した」と述べた。
さらに「統一部は今月9月28日に召集が予告されている最高人民会議第14期第5回会議など、北朝鮮の後続動向も引き続き関心を持って見守る」と付け加えた。
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