カン次官は公式謝罪文を通して「厳粛かつ効率的にブリーフィングを行えるように、われわれの職員が体を張って助けくれる努力をしっかりと見つめることができなかった」とし、「理由を問わず、国民に心から謝罪申し上げる」と明かした。
また「私自身が、まず周囲にいる人たちの人権を尊重し、守れるよう肝に銘じる。申し訳ない」と陳謝した。
これを前にカン次官は、アフガニスタン特別入国者定着支援に関連したブリーフィングの場で、雨の中10分以上もの間、職員に後ろから傘を持たせて雨を避けていた。当時、傘を持っていた職員はひざまずくような姿勢で傘を持ち、カン次官が雨に濡れないように配慮していた。このシーンがYouTube(ユーチューブ)チャンネルを通して生中継され、さらに複数のメディアが報じたことで「何様のつもりだ」と国民の怒りを買った。
同件に関して、法務部の報道官は「放送用のカメラが目の前にあったため、補佐する職員がカメラに映らないように動き、このようなかたちになった。指示や指針ではない」と”パワハラ”を否定しながらも、「(ブリーフィングではなく)質疑応答の場面では、副報道官が傘を持っていたと聞いている」と説明。
しかし、法務部の説明と当時の状況が異なっていたことが明らかとなった。
現場で撮影された映像には、黄色の服装をした関係者が傘を持つ職員が見えないように位置を調整するような場面が映っていた。また、カン次官が後ろを振り返る場面もあったため、次官も「傘を持っている人物」を認識していたことになる。このような場面が明らかとなったことで、より批判の声が高まり、結局「公式謝罪」に至った。
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