韓国政府は最近の新型コロナウイルス感染症の状況について「強力な防疫措置(社会的距離確保)により、感染者の急増を抑制する時期だ」という見解を示した。

中央事故収拾本部のパク・ヒャン防疫総括班長はきょう(26日)の会見で、現行の防疫措置の効果について「感染者の爆発的な増加を防ぐことにおいて効果があったとみている」としながらも「防疫措置が長期間続いたことで、感染者数が減少するなどの状況は表れていない」と答えた。

パク班長は、チュソク(秋夕・旧盆)の防疫対策については「最近2000人以上の感染者が3度ほど発生しているが、一方ではワクチンの接種率が急速に増加している」とし「ただ秋夕という大規模人口移動の要因を控える中、それまでに防疫状況と接種率などを踏まえ 秋夕連休に対する措置を発表する」と伝えた。

同本部のソン・ヨンネ社会戦略班長も「内部で秋夕連休特別防疫対策を検討している」とし「来週の週末までは現在の防疫措置体系を維持しながら、秋夕連休対策を決定する」と語った。秋夕連休の乗車券の前売りが今月の31日から始まるため、秋夕特別防疫対策はその前に発表される予定である。

韓国政府は、現在はっきりとした増加や減少がみられない流行状況が続いていると診断している。パク班長は「全体的な流行と患者の発生は、先週と今週を含め約3週間 同一の様相で展開しながら、患者が増えも減りもしない状況が続いている」と語った。

一日の新規感染者の発生よりも重症患者や致死率を中心とした「ウィズコロナ」への防疫体系転換については「まず接種率の高い国の事例や専門家の意見を踏まえ、防疫体系の転換を検討している」とし「完全な接種率が70%以上に到達した時、防疫措置を緩和した海外事例などを考慮して新たな方案を立てていく」と語った。

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