韓国大統領府「北は緊張を高める行動の自粛を」…「対話再開のため関係局と協力していく」

青瓦台（韓国大統領府）はきのう（12日）国家安保委員会（NSC）常任委員会会議を開き「朝鮮半島で平和と安定を維持することが重要で、緊張を高める行動は自粛されなければならない」という点を改めて確認した。

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青瓦台によると、この日の午後 ソ・フン（徐薫）国家安保室長の主宰でNSC定例会議が開かれた。

参席者たちは 最近の米韓合同軍事演習および南北・米朝・中朝関係の状況に関する北朝鮮の動向を綿密に分析し、各部署ごとに対応方案を点検した。青瓦台は「参席者たちは速やかな対話再開などのために、関係局たちとの協力を集中的に展開していくことにした」と伝えた。

先月27日に復旧した南北通信連絡線は、米韓演習の再開により再び途絶えた。北朝鮮は 米韓演習の事前練習が始まった今月10日午後から、連絡事務所を通じた電話の通話に応じていない。青瓦台は「南北通信連絡線の復旧は、ことし4月から続いてきたムン・ジェイン（文在寅）大統領とキム・ジョンウン（金正恩）朝鮮労働党総書記の親書交換による合意だ」と明らかにしている。

今月10日 キム・ヨジョン（金与正）朝鮮労働党第1副部長は米韓演習を非難し「南朝鮮（韓国）当局者たちの裏切り行為だ」という内容の談話文を公開した。その翌日（11日）には キム・ヨンチョル（金英哲）朝鮮労働党統一戦線部長が談話文を出し「我々はすでに明らかにした通り、彼ら（米韓）が自ら どれほど危険な選択をしたのか。誤った選択により 自らがどれほどとてつもない安保危機に近づいているのかを、刻々と感じるようにしてやる」と伝えた。また「機会が目の前にありながらも 南朝鮮当局が明白に自分たちの選択を世の中に知らせた以上、我々もいまや それに合わせたより明白な決心を下さなければならない」とし「我々は、我々がするべきことを中断することなく進めていく」とも伝えた。