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韓国 きょうのニュース(6月22日)
◇金与正氏「誤った期待、自らを失望に陥れる」 米国をけん制 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)の妹、金与正(キム・ヨジョン)党副部長は22日、北朝鮮が先の党中央委員会総会で出した対米メッセージを米国が「興味深いシグナル」と前向きに受け止めたことについて「間違った期待(を抱いている)」とけん制した。金与正氏は朝鮮中央通信を通じて発表した談話で、米国は自らの都合のいいように党中央委員会総会で出したメッセージを解釈していると非難した上で、「誤った期待は自らを失望に陥れる」と述べた。◇北朝鮮との連絡チャンネル復元・対話へ万全を期す 韓国当局 韓国統一部は国会外交統一委員会全体会議への業務報告資料で、南北関係について「(北朝鮮と)いつでも、形式にとらわれず、いかなる議題であれ議論できるという立場」と強調しながら、連絡チャンネルの復元と当局間対話に備えて万全を期す考えを示した。統一部は、新型コロナウイルス対策をはじめとする保健医療、食料・肥料を含む人道分野で北朝鮮との包括的な協力を目指すと表明。朝鮮戦争などで生き別れになった南北離散家族問題の解決に向けた取り組みも続けるとした。◇韓日外交当局「未来志向の発展が重要」 独島など懸案では平行線 外交部によると、李相烈(イ・サンリョル)同部アジア太平洋局長が21日午後にソウルの外交部で日本外務省の船越健裕アジア大洋州局長と局長協議を行った。両局長は韓日関係の安定的で未来志向的な発展が北東アジアをはじめとする世界の平和と安定・繁栄において重要との認識で一致したという。だが、日本が東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の公式ホームページの日本地図に独島を表示した問題や日本による植民地時代の強制徴用と旧日本軍慰安婦被害者の賠償判決など、韓日間に横たわる主な懸案については溝を埋められなかったもようだ。◇振り替え休日拡大法 国会小委で与党単独可決 国会行政安全委員会の法案審査小委員会は、全ての祝日について週末と重なった際に平日を振り替え休日とする「公休日に関する法律」制定案を与党「共に民主党」単独で可決した。同法が施行されれば、今年下半期に土日と重なる祝日の光復節(8月15日)、開天節(10月3日)、ハングルの日(10月9日)、クリスマス(12月25日)の直後の平日に振り替え休日が設けられる。◇文大統領「韓国は世界から認められる国になった」 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は閣議で、主要7カ国(G7)首脳会議への出席を終えて「韓国の変貌した地位と国の格を再確認できた」とし、「韓国は世界から認められる国になった」と述べた。文大統領は「近現代史のつらい歴史と地政学的な困難にもわれわれ国民は決して挫折したり絶望したりせず、輝かしい経済成長と民主主義をともに発展させた」と語った。また、「全国民が努力した結果、第2次世界大戦後の新生独立国のうち唯一、先進国への仲間入りに成功した国になった。絶えず挑戦し、追いかける国から先導する国への飛躍を夢見ている」とし、「偉大な国民の成就だ」と強調した。◇感染防止策 地域別の新レベル27日に発表 7月から施行される新たな基準の新型コロナウイルス感染防止策「社会的距離の確保」の各地域のレベルが27日に発表される。政府の中央事故収拾本部の孫映レ(ソン・ヨンレ)社会戦略班長は会見で、23日までに各地方自治体が決定したレベルと移行期間の有無をとりまとめ、27日に発表する予定だと明らかにした。政府は7月1日から社会的距離の確保のレベルを従来の5段階から4段階に簡素化し、私的な集まりや不特定多数が利用する施設の営業時間の制限を大幅に緩和する。◇ワクチン1回目接種者1504万人 総人口の29.3% 政府の新型コロナウイルス予防接種対応推進団によると、22日午前0時までに国内で新型コロナワクチンの1回目の接種を受けた人は累計1503万9998人となった。総人口(昨年12月時点で5134万9116人)の29.3%にあたる。このうち1037万7669人が英アストラゼネカ製、354万488人が米ファイザー製ワクチンの接種を受けた。1回のみの接種で済む米ヤンセンファーマ製ワクチンは、接種が始まった今月10日以降に累計112万1329人が接種を受けた。

