日曜日の14日、市民でにぎわうソウルの公園=(聯合ニュース)
日曜日の14日、市民でにぎわうソウルの公園=(聯合ニュース)
◇首都圏でコロナ防疫強化 ソウルの百貨店など集中点検へ 新型コロナウイルスの感染者が首都圏で集中的に発生していることを受け、政府の中央災難(災害)安全対策本部は、ソウルの公園や百貨店に対する防疫点検実施を柱とする首都圏の特別防疫強化対策を発表した。ここ最近、全国の1日当たりの新規感染者数は400人ほどだが、このうち首都圏での感染確認が7~8割を占める。春の行楽シーズンを迎えて移動が増え、人が集まりやすい場所を中心に感染拡大の勢いが強まる恐れがあるため、対策を講じた。ソウル市では公園や遊園施設、百貨店、ショッピングモール、卸売・小売市場のうち密集施設30カ所を指定し、17日から31日にかけて集中管理を実施する。売り場内の並び方や休憩時間の従業員の会話自粛など、各施設の特性を踏まえた防疫管理ルールについて行政指導を実施し、週末にはソウル市と市内の自治区が合同点検を行う。◇文大統領 公社職員の土地不正投機疑惑で謝罪 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は閣議で、宅地開発などを手がける公共機関、韓国土地住宅公社(LH)の職員らが新都市に指定される前の地域の土地を投機目的で不正に購入した疑惑について、「誠実に生きる国民に大きな虚脱感と失望を与えた」として、「国民に大きな心配をかけ、恐縮している」と陳謝した。今月初旬に同疑惑が浮上してから文大統領が謝罪を表明するのは初めて。◇過去10年で最悪の黄砂が韓国へ コロナ疲れの市民ため息 中国で発生した、ここ10年で最悪とされる大規模な黄砂が黄海を越えて朝鮮半島に上陸し、韓国各地の市民は文字通り息苦しい一日を送った。仁川市をはじめとする首都圏と江原道、慶尚北道の内陸部では、この日午前から粒子状物質(PM10)の濃度が上昇した。新型コロナウイルス予防のため日常生活にマスクが欠かせない市民は、黄砂まで重なったことで外出を最大限控えた。気象庁は、17日まで全国的に黄砂の影響を受けると予想し、弱まった後も朝鮮半島周辺の気流によっては黄砂が続く可能性があるとの見通しを示した。◇韓米演習非難の金与正氏 降格しても役割変わらず 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)の妹、金与正(キム・ヨジョン)党副部長が、8日に始まった韓米合同軍事演習を非難し、南北関係破局の可能性を警告する談話を出したことで、党第1副部長から副部長に降格しても実質的な地位と役割を維持していることをアピールした。今後も米バイデン政権の対北政策に対して正恩氏の意向をくんだ「報道官」の役割を果たし、立場を表明する可能性があるとの分析が出ている。◇11月の大学入試予定通り実施へ 国語・数学で選択科目導入 韓国教育課程評価院は、今年の大学修学能力試験(日本の大学入学共通テストに相当)を11月18日に予定通り実施する内容を盛り込んだ2022学年度の基本計画を発表した。昨年の試験は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で11月19日から12月3日に2週間延期された。今年の試験では15年に改訂された新教育課程の趣旨に従い、国語と数学が「共通科目+選択科目」構造に変わる。
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