外奎章閣とは、朝鮮時代に王室関連の文書・図書を保管した図書館。丙寅洋擾(1866年に韓国軍がキリスト教徒を弾圧・処刑したのに対し、フランス艦隊が江華島を侵略した事件)の際にフランスが図書の一部を略奪し、現在パリ国立図書館に保管している。
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ティエボ大使は、このほどフランスで活動するキム・ジュンホ弁護士が現地で外奎章閣図書返還を求める訴訟を起こしたことについて、フランスの法律上国立図書館の所蔵品は譲渡できないと説明し、法的な解決は難しいとの考えを示した。個人的意見と前置きした上で、法訴訟はかえって問題を複雑にする可能性があると指摘した。
フランス側は昨年、当時の韓明淑(ハン・ミョンスク)首相が訪仏した際、外奎章閣図書のデジタル化作業と韓国人一般客に向けた図書展示会の開催を提案している。デジタル化では両国が合意し6月に作業完了する予定だが、展示会については、昨年10月に文化通信相が協議のため訪韓したものの、韓国当局がフランス側の提案を受け入れなかったため実現不可能となった。ティエボ大使は、韓仏双方が解決に向け努力を続けなければならないと主張した。
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