南北連絡事務所　北朝鮮側所長に祖国平和統一委の田鍾秀副委員長

【開城（共同取材団）、ソウル聯合ニュース】韓国と北朝鮮が14日から運用する南北共同連絡事務所の北朝鮮側所長を、対韓国窓口機関・祖国平和統一委員会の田鍾秀（チョン・ジョンス）副委員長が務めることが分かった。

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　田氏は今年2月の平昌冬季五輪への北朝鮮の参加を話し合った1月の南北閣僚級会談に出席するなど、今年に入り南北対話の場にたびたび加わった。

　北朝鮮は、南北共同連絡事務所の北朝鮮側所長を祖国平和統一委員会の副委員長が兼任するとのみ韓国側に伝えていた。連絡事務所の勤務者名簿を13日に渡すとしていたが、開所式当日の14日早朝まで通知しなかったとされる。

　南北共同連絡事務所は北朝鮮南西部の開城工業団地に置かれ、双方の当局者が常駐する。

　韓国側所長は千海成（チョン・ヘソン）統一部次官が兼任。南北の所長は定例会議を週1回開いて懸案を協議する予定だ。