北朝鮮と豪州の金融合弁会社、22日に開業式

北朝鮮と豪州・マラナタ信託会社の金融合弁会社「北朝鮮・マラナタ信用会社」が22日に開業式を行った。北朝鮮・対外経済協力推進委員会の白賢峰（ペク・ヒョンボン）委員長やマラナタ信託会社のブソー会長などが出席した。
　朝鮮中央通信は、同社は工場や企業の経営活動に必要な資金の助成や生産正常化に貢献すると伝えた。合弁会社は北朝鮮の財務省とマラナタ信託会社が50%ずつ投資して設立した。主に北朝鮮の小企業や自営業者向けに、金利12%で平均2000ユーロの小規模貸付を行う。

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　ブソー会長は2005年の自由アジア放送のインタビューに対し「貸出回収率はほぼ100%になる」とし、「北朝鮮の多くの市場ではわれわれの合弁会社から借りた金で店を構え、商売する個人や企業が多数出現しており、主に食品やちり紙、薬品、家禽（かきん）類を販売している」と述べた。今後は北朝鮮国内で支店を増やすほか、開城工業団地で個人の創業を準備段階から支援する計画を進めるという。


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