【光州聯合ニュース】戦時中に女子勤労挺身隊員として日本に強制徴用された韓国人女性らが三菱重工業を相手取り提訴した3回目の損害賠償訴訟が22日、光州地裁で始まる。 挺身隊被害者を支援する市民団体「勤労挺身隊ハルモニ(おばあさん)とともにする市民の集まり」によると、初の弁論期日が同日午後2時から行われる。 訴訟は三菱重工の名古屋航空機製作所に強制徴用されたキム・ヨンオクさん(84)と故チェ・ジョンレさんの家族の2人が昨年5月22日に起した。2人は小学校を卒業した直後の1944年5月に強制動員された。チェさんは同年12月7日に起こった東南海地震で犠牲となり、帰国できなかった。 市民団体は徴用被害者や遺族11人と共に2012年10月から3回にわたって三菱重工を相手取り訴訟を行っている。 1回目の訴訟の一審と二審では三菱に対して一部賠償を命じる判決が言い渡された。三菱側が上告し、大法院(最高裁)の判断を待っている。 2014年2月に起した2回目の訴訟は「駐車場が狭いため、できるだけ公共交通を利用してください」と文言が日本語翻訳版に抜けているなどとの理由で3回も訴状が送り返されている。
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