造船海運分野の専門調査機関、クラークソンがまとめた主要造船国の輸出入見通しによると、韓国の造船産業は技術競争力を基に今後10年間に年平均6.1%の輸出増加率を記録し、2015年には輸出300億ドルを達成する見通しだ。これに対し輸入は29億5000万ドルにとどまり、造船部門だけで270億5000万ドルの貿易黒字が見込まれる。

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 クラークソンは、1990年代中盤以降に老朽船舶の解体に伴う代替需要が増加し、船体価格が下落する傾向が続いていることから世界の造船市場は活況となっており、韓国の造船産業の生産と輸出の増加率が大きく伸びていると分析している。

 韓国の造船産業は、生産の大部分が輸出される主力輸出産業となっており、特に最近は生産に占める輸出の割合が100%近くになっている。海外から輸入される船舶は中古船舶、救命ボート、しゅんせつ船などごく一部に限られている。

 造船工業協会関係者は「電子と自動車が韓国の輸出を主導しているが、実際には造船分野で輸入がほとんどないため、造船の貢献度は大きい」と話している。


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