インターネット新聞「プレシアン」創刊を記念した、朝鮮半島統一と北朝鮮の核実験がテーマの講演会で、白代表は「核兵器反対は大原則で、北朝鮮に対しても当然最後まで廃棄を主張すべき」と前置いた後、このように述べた。核実験の決断と実行は北朝鮮当局が主体だが、安全が保障されるなら核を放棄するという北朝鮮の度重なる主張を黙殺してきた米国の責任も同時に問わなければならないとした。
また、核武装しない限り戦争を防げないかはさておき、米国による対北朝鮮圧迫政策が続き先制攻撃の脅威がないわけではなかった状況で、「軍事的抑止力確保」のため核武装するという北朝鮮の主張にも一理あると述べた。北朝鮮にとっては軍事的抑止力だけでなく、究極的に朝鮮半島の非核化を目標にした外交的交渉力の強化手段でもあったが、核実験が交渉カードとしてのどれほど有効か、また最善だったかは議論の対象だとした。
白代表は6カ国協議について、最悪の事態は協議の決裂で北朝鮮が新たに核実験を実施し、国際社会の制裁が強化されるという悪循環が続く状況だとした。逆に協議が順調に進み共同声明の履行過程に移るならば、朝鮮半島独自の統一や分断の克服にも進展があるとの見方を示した。
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