浮遊粒子状物質の年平均濃度は、ソウル市が1立方メートル当たり58ミクロングラム、京畿道が65ミクロングラムなど、大都市で48~65ミクロングラムを記録し、ニューヨークの22ミクロングラム、ロンドンの27ミクロングラム、東京の32ミクロングラムなどに比べ2倍以上高いことが確認された。
二酸化窒素は、光州市が2004年の19ppbから昨年は21ppbに、蔚山市は22ppbから24ppbにそれぞれ上昇した。首都圏の年平均濃度は30ppbで、地方の20~24ppbを上回っている。ソウル市が34ppbで最も高かった。二酸化硫黄は京畿道が0.005ppmから0.006ppmに上昇、そのほかの地域は前年度と同水準となった。二酸化硫黄と二酸化窒素、一酸化炭素は夏季に減少し冬季に増加する傾向があり、オゾンは5~6月、粒子状物質は黄砂が増える3~4月に最も高い数値を示した。
重金属の鉛は環境基準とされている1立方メートル当たり0.5ミクロングラムを下回ったが、例年の水準を維持した状態となっている。揮発性有機化合物では、テトラクロロエチレンは外国の環境基準値内にとどまったが、ベンゼンが一部地域で日本の年平均基準値を上回った。
Copyright 2006(C)YONHAPNEWS. All rights reserved.
Copyright 2006(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0