韓国軍、「北朝鮮の核開発放棄が宣伝放送中断の条件」

韓国国防部は、北朝鮮が核開発を放棄することが北朝鮮向け宣伝放送を中断できる一番良い条件だと明らかにした。

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　国防部のキム・ミンソク報道官は、北朝鮮が核実験に対する北朝鮮の遺憾表明や開発中断をすれば、大型拡声器による宣伝放送が中断されるのではないかという質問に対して「それが宣伝放送を中断できる一番良い状態だ」と答えた。

　核実験に関する北朝鮮の立場表明ではなく他の措置を取った際に、宣伝放送を中断できるかという問いには「汎政府レベルで決定することだ」とし、「もう少し様子を見る」とすぐの立場表明を留保した。

　ただ「政府の最終目標は、北朝鮮が核兵器開発を中断することだ」とし、「そこまでいくには相当の過程が必要であるため、いろいろと評価する」と説明した。

　北朝鮮による核実験が、南北間の8.25合意で前提とされた“異常事態”と政府が規定したことは多少恣意的だという一部の指摘に関して「合意の際に異常事態に対する提議は明確にしていなかった」と述べた。

　そして「異常な状況というのが多様であるため、政府レベルで総合的に評価できる基準を残したもの」とし、「4回目の核実験は“異常事態”に該当すると政府レベルで決定を下した」と強調した。

　続けて「北朝鮮が8.25合意を違反する異常な事態を起こした場合、北朝鮮向け宣伝放送を再開するようになっている」とし、「これにより、放送を再開した」と明らかにした。

　北朝鮮向けビラ配布など対北心理戦の強度を高める計画については「現在としては確認していることはない」と述べた。

　4回目の核実験対応に協力するための中韓国防長官間のホットライン稼働状況に関しては「中国国防部は現在、他のどの国とも電話会談をしていない」とし、事実上、両国間のホットライン稼働は容易でない状況を示唆した。