米国で韓国料理の人気が高まっている。在米韓国人や韓国人滞在者が主な顧客だった韓国料理店では、最近は中国人やベトナム人など東洋人だけでなく、西洋系やアフリカ系、ヒスパニックまで多様な人種がプルコギやキムチなどの韓国料理を楽しんでいる。

 韓国料理に関心が集まっているのは、韓国からの移民の増加や、韓米間の交流拡大、キムチの鳥インフルエンザ予防効果説など、さまざまな要因が複合的に作用したものとみられる。

 駐米韓国大使館によると、この1~2年間で韓国料理を求める人が急増しており、特に国民の3分の1が肥満や体重過多である米国人にとっては、ダイエットに韓国の発酵食品を用いるケースが増えているという。ワシントン・ポストやニューヨーク・タイムズなど主要メディアでも、韓国料理で成功した韓国人事業家を紹介するケースが増えている。

 こうしたブームを受け、韓国産農水産物の米国向け輸出も増えており、韓国食品の米国進出も活発化している。農水産物輸出は2001年に1億7000万ドルだったのが、昨年は2億8000万ドルまで増加した。農水産物流通公社は、韓国産農水産物の輸出に向けニューヨークで商談会を開催するほか、各地でイベントなどを計画している。韓国料理人気により、韓国からの移民者も飲食店経営に乗り出しており、生き残りをかけた競争も激しくなっている。

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