韓米両国は11日、前日に続き在韓米軍の防衛費分担に関する第4回交渉を行ったが、意見の隔たりを埋めることはできず、合意に失敗した。韓国側は防衛費分担額の削減が、米側は増額が必要との従来の主張を繰り返し示したといい、政府当局者は「ほとんど意見の一致をみなかった」と述べている。第5回交渉の日程など詳細については追って協議される。

 4回目となった交渉でも具体的合意に至らなかったことから、話し合いが年末までに妥結できるかは不透明となった。政府当局者は、年末までには合意できるよう努力すると話しているが、今月末に開かれる韓米定例安保協議会(SCM)前には合意できないとの見方を示した。

 韓国政府はこれまでの交渉で、在韓米軍の削減や再配置を考慮し、2005~2006年度の年間防衛費分担金6804億ウォンについての減額を要求している。

Copyright 2006(C)YONHAPNEWS. All rights reserved.

Copyright 2006(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0