韓国の対北朝鮮協力民間団体協議会(北民協)と北朝鮮の民族経済協力連合会(民経連)関係者が31日、北朝鮮・開城で対北朝鮮水害救援に向けた実務協議を行い、支援案に合意した。
 韓国側団長を務める、南北分かち合い運動のホン・ジョンギル会長によると、100億ウォン相当のマッチングファンドは既存の団体ごとの援助に、同規模の政府のマッチングファンドは小麦粉、生活必需品、復旧資材、緊急医薬品の購入・送付に使用することが決定された。具体的な品目や規模は来月1日に統一部との協議を経て確定し、早ければ来週初めにも物資を送る計画だ。輸送経路については「多角化することで協力する」と合意しており、輸送時ごとに引き渡し要員、事後モニタリング要員を派遣するとしている。

 ホン会長は、北朝鮮側の関係者らは韓国の支援に感謝しており、南北の違いを念頭に置き実質的な援助となるよう要請してきたと伝えた。

 民経連関係者らは協議の際、韓国の洋服はサイズが合わなかったり、とても着用できないデザインのものもあると話したほか、復旧現場では大きな装備も必要だが、シャベルやリヤカーなど小さなものが必要な場合もあるなど、具体的な要望を示していたという。

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