ウォン高ドル安や原油価格の高騰といった悪材料にもかかわらず、国内造船大手3社の上半期業績は堅調だった。業界が14日に明らかにした。
 現代重工業は、昨年上半期に営業損失が322億ウォンに達したが、今年上半期は3244億ウォンと黒字転換した。売上高は、前年同期比17%増の5兆8210億ウォンだった。経常利益は、前年同期の赤字687億ウォンから3556億ウォンの黒字に転じ、当期純利益も534億ウォンの赤字から2152億ウォンの黒字になった。現代重工業側は、船舶価格の上昇分が第1四半期から本格的に反映され始め、第2四半期の業績が改善されたと説明した。造船を除く建設装備、エンジンなどの業況が好転していることから、第3四半期以降は一層の業績改善が見込まれるという。

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 サムスン重工業も生産性の向上で業績を伸ばした。上半期の営業利益は前年同期には328億ウォンの赤字だったが、453億ウォンの黒字に転換した。売上高は前年同期比14.2%増加し、3兆630億ウォンだった。経常利益は615億ウォン、純利益は475億ウォンに達した。同社は、造船部門の生産性向上に伴う建造量の拡大とシックスシグマの革新活動によるコスト削減が売上高や営業利益の改善につながり、100%為替リスクヘッジ戦略と高価な船舶の建造量増加が貢献したと分析した。

 大宇造船は営業赤字からは抜け出せなかったものの、業績改善の兆しが見え始めている。上半期の営業損失は1324億ウォンで、昨年同期の1706億ウォンに比べ赤字幅が縮小されたほか、経常利益も前年同期に588億ウォンの赤字だったのが、788億ウォンの黒字に転換した。また、売上高は2兆489億ウォンで、前年同期より6.9%増えた。大宇造船関係者は、第3四半期からは全体的に業績が好転するとの見通しを示した。

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