航空安全本部は英国で発生した航空機爆破テロ未遂を受け、11日正午から仁川空港と金海空港の保安レベルを「ブルー」から「イエロー」に強化した。航空機に対するテロの脅威は常に存在し、今後も犯行が行われる可能性があるとの判断の下、航空保安関連機関との協議を経て、米国と欧州など国際便が利用する両航空の保安レベルを引き上げたと説明した。
 両空港はこのため、全乗客の15%に当たる乗客や手荷物に対し、エックス線や金属探知機などによる検査や手荷物の開封検査などを行うとしている。安全本部は米運輸安全局(TSA)の要請を受け、米国に向かう航空便に搭乗する乗客にアルコールや飲料などの液体類と、シャンプー、日焼け止めクリーム、歯磨き粉などゲル類の機内への持ち込みを禁じたほか、履物検査も実施している。

 空港の保安段階は、平常時のグリーンからブルー(関心)、イエロー(注意)、オレンジ(警戒)、レッド(深刻)の順に強化される。仁川空港は昨年7月からブルーを維持してきた。近海空港は昨年11月にアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会談が開催された際、レッド水準に達する保安検索を実施している。


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