転職時の正社員採用、女性は半数にとどまる

再就職時に男性の場合はほとんどが正社員として採用されるが、女性が正社員として採用されるケースは半数程度にとどまっていることが分かった。
　就職情報ポータルサイトのキャリアが１０日、再就職に成功した会員１０４９人を対象に実施したアンケート調査の結果を明らかにした。それによると、男性のうち７５．８%、女性は５４．２%が、それぞれ正社員として採用されている。男性の場合、前職で正社員だった人が今回も正社員として再就職した割合は６２．１%、契約職から正社員になった人は１３．７%だった。これに対し女性は、前職の正社員から今回も正社員採用された割合は３５．８%、契約職から正社員になった人は１６．６%と、男女間で開きがあった。

　年俸をみると、男性は３７．３%が前職に比べアップした。女性で年俸アップに成功したのは２０．０%で、３５．３%はむしろ下がったと答えた。

　また、前職に比べ現職に満足していると答えた人は、男性は４６．１%、女性は２３．５%で、不満足との回答は男性が１９．８%、女性は３９．７%だった。その理由として男性からは「前職より年俸が低い」、女性からは「育児や出産など個人的な問題」との答えがそれぞれ最も多く挙がった。

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