成瀬監督は、小津安二郎、溝口健二、黒沢明監督らとともに日本の代表する巨匠と呼ばれるが、他の監督に比べ国内ではよく知られていなかった。1980年代以降、世界的な監督が格別な愛情と尊敬を表したことから注目され評価された。現代的でリアルな世界をスクリーンに描き続けた成瀬監督は、特に女性の心理描写に優れたと評価されている。
今回の特別展では、日本映画として初めて海外で公開された「妻よ薔薇のやうに」をはじめ、最盛期だった1950年代と1060年代の作品が紹介される。毎日映画コンクールで監督賞を受賞した「めし」、「銀座化粧」、「妻」、「夫婦」、「浮雲」、「女が階段を上がる時」、「乱れ雲」など計10本が上映される。
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