台風5号の影響で梅雨前線が活発になり、27日はソウル市や京畿道、江原道を中心に激しい雨が降っている。特に今月中旬の集中豪雨で大きな被害を受けた江原道の一部の地域住民に避難令が出されるなど、被害拡大が懸念される。
 気象庁は同日午前10時に、仁川市、京畿道の金浦市・東豆川市・漣川郡・抱川郡・加平郡・高陽市・楊州郡・議政府市・坡州市に豪雨警報を出しており、所によっては1時間に20ミリ以上の強い雨を記録した。午後2時までの雨量は楊州で130ミリ、高陽で127ミリ、議政府で124ミリなど。

 また災害安全対策本部は、江原道の山間に住む200世帯541人に緊急避難命令を出し、近くの公民館や学校などに避難させた。道路や河川敷などの復旧作業も全面中止となり、作業員やボランティア団体も撤収している。

 一方、ソウル警察庁は、午前9時40分ごろ潜水橋の水位が歩行者の統制水位5.5メートルを超える5.74メートルに達したため、歩行者道路を通行禁止とした。また、ソウル市の施設管理公団も午前1時40分から清渓川の上流から黄鶴橋までの立ち入りを、午前9時15分からは黄鶴橋から古山子橋までの通行を全面禁止している。

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