建設交通部は２７日、ソウル・竜山の米軍基地移転後に、跡地を記念公園として造成するとともに、周辺地域を体系的に整備するため「竜山民族歴史公園造成および周辺地域整備に関する特別法」の制定案をまとめ、立法予告すると明らかにした。特別法は法制処の審査と閣議での審議などを経て、通常国会に上程される予定。国会で法案が通過されれば来年上半期にも発効する。
　法案によると、米軍基地移転後の跡地を公園造成地区、複合開発地区、周辺地域に細分化し、竜山公園整備区域に指定する。複合開発地区は公園造成地以外の部分が該当し、ここにアパートや商業施設、文化施設などを設置する。周辺地域は複合開発地区に隣接する部分で、ソウル市が都市管理計画をまとめた上で管理する。

　公園整備区域の基本構想、財源調達案、土地利用方向などが盛り込まれた基本計画は、建設交通部長官が竜山公園建立推進委員会の審議を経てまとめる計画だ。公園整備の財源は国家から支援するようにし、乱開発や住宅価格不安を防ぐため、必要に応じて周辺地域に対する開発行為許可や建築許可の制限、土地取引許可区域や投機過熱地区への指定などの措置も取る。

　建設交通部は来年上半期中に公園整備計画と開発方向などを盛り込んだ総合基本計画をまとめ、２００９年から整備開発に着手する考えだ。

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