平壌市では今回の豪雨で大洞江が氾濫(はんらん)し、北朝鮮当局は現在、水害被災者の移動を規制するため通行証の発給を一時中止しているという。平壌市から郊外に向かうバスも1台しか運行していない。「良き友人」関係者は、平安南道陽徳郡で特に被害がひどかったようだと話している。
復旧作業は進められているが、平安道や黄海道、咸鏡道、江原道などでは現在も雨が続いており、被害はさらに拡大しそうだ。北朝鮮の中央放送は、27日夜まで大雨が降ると予想し、徹底した安全対策を呼びかけている。
一方、国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)の平壌事務所責任者ジョン・ベール氏はこれに先立ち、AP通信に対し、集中豪雨の影響で北朝鮮では少なくとも121人が死亡、127人が行方不明になっていると伝えた。
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