錦湖アシアナグループがベトナムとの合弁で進めていたホーチミン市内の「アシアナプラザ」建設プロジェクトが、100%錦湖建設の所有に転換された。
 錦湖アシアナグループは、6月にベトナム政府から最終建設承認を受けていた同プロジェクトをグループベトナム進出の象徴に設定、朴三求(パク・サムグ)会長自ら乗り出しベトナム政府と交渉した結果、錦湖の単独による外資法人承認を受けたと明らかにした。

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 錦湖建設は既に21日、ベトナム計画投資省から出資転換申請に対する最終許可書を受け取っている。今後早期に、合弁企業のサイゴンツーリストとHDSCなどが保有するベトナム保有株式35%を買入れ、現在の錦湖・サイゴンJVC法人を解散し、100%外資法人を新たに設立する方針だ。

 ベトナム経済の首都・ホーチミン市の中心部に建設されるアシアナプラザは、付近に位置するポスコの「ダイアモンドプラザ」とともに、韓国のベトナム進出を象徴する建築物となる見込みだ。総事業費2億2300万ドルを投入し、22階建てのホテルとオフィスビル2棟、33階建てマンションを建設する計画で、設計作業まで終えた段階。

 錦湖建設関係者は、1997年の通貨危機の際にベトナム政府側に引き渡した同プロジェクトが再度韓国企業に委ねられ、100%外国法人まで承認されたことは極めて異例のことだと説明した。昨年ベトナムを訪問した李海チャン(イ・ヘチャン)前首相など、政府関係者の全面的な支援があったからこそと評価した。

 錦湖アシアナグループは、ビンズン省に3億1000万ドルを投じ大規模タイヤ工場を建設することで合意しているほか、大宇建設買収によりハノイ大宇ホテルも入手している。

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