盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は11日、青瓦台(大統領府)で2007年~2011年国防中期計画の報告を受け「韓国軍がどんな安保状況でも迅速に対処できるよう国防態勢を強固に維持することを望む」と強調した。2020年を目標に進める国防改革の遅延なき推進を強調した上での発言。国防部の尹光雄(ユン・グァンウン)長官が明らかにした。
 盧大統領は特に、国防中期計画に要する150兆7500億ウォン規模の予算と関連し、政府レベルで最大限の支援をすると述べたほか、国防部には自主的に革新や改革を通じ予算使用の効率性を強化するよう求めた。また、兵士らの兵営生活や軍隊での持続的な学習、初級将校らの勤務や住居環境、幹部家族らの住居、福祉保健などにおいて画期的な改善努力を強化するよう求めた。

 一方、尹長官は、国防中期計画に投じられる予算の確保に向け年平均9.9%の国防費増加率を上程したことについて、企画予算処は同期間の国防費の平均増加率を9.4%程度としているようだと話した。北朝鮮がミサイルを追加発射する兆候があるとの報道に関しては、米国との協力を通じ情報収集を進めているものの、有力な情報は得られていないと説明した。ミサイル発射に対する政府の対応問題については、韓米協力を通じミサイルの発射兆候を綿密に追跡し、それに従って準備を行ってきたと繰り返し強調した。

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