きょう11日に開催が予定されていた外金剛ホテルの韓国・北朝鮮共同開館行事が、北朝鮮側の突然の不参加表明で延期となった。
 外金剛ホテルは、北朝鮮側職員の宿所として使われてきた金正淑休養所をリモデリングしたもの。事業を進めてきた現代峨山関係者は、「開館式を南北共同で行うとしていたが、北朝鮮側が参加は難しいとの意向を伝えてきたため行事は延期になった」と説明した。ただ、営業は予定通り11日から開始するとしている。同時に行われる予定だった花津浦休憩所の開館式も延期となった。

 北朝鮮側の突然のキャンセルは、最近のミサイル問題と無関係ではなさそうだ。南北関係だけでなく国際社会の緊張が高まる中、北朝鮮としては公式の交渉チャンネル以外の対外行事はできる限り自制する考えと思われる。

 しかし現在の南北関係は、現代峨山の金剛山開発事業にまで直接的な影響を及ぼすことはないとの見方が強い。現代峨山と北朝鮮は先ごろ、北朝鮮側の軍事要地となる内金剛でも調査を実行するなど、金剛山観光に関しては緊密な協調関係を維持している。

Copyright 2006ⓒYONHAPNEWS. All rights reserved.

 0