台風３号で死者・行方不明者９人、被災者８６６人

消防防災庁が１１日に明らかにしたところによると、集中豪雨と強風を伴った台風３号は、慶尚北道・南道や全羅南道を中心に、９～１１日の３日間で６人の死者と３人の行方不明者を出した。
　また、慶尚南道の４６７戸、慶尚北道の６０戸、全羅南道の９９戸など、住宅が合計６２６戸浸水したほか、慶尚南道などで住宅１５戸が破損した。農耕地は慶尚南道で７７３０ヘクタール、全羅南道５０００ヘクタール、釜山１５７０ヘクタールなど、合計１万４７９０ヘクタールが浸水した。

　慶尚南道の昌寧、泗川、全羅南道の麗水、長興や済州などで合計３１７世帯、８６６人の被災者が発生し、このうち１１日午前６時現在、２１７世帯の６４７人は帰宅したが、残りは公共施設などに待避したままだ。

　また、小中高校は、全羅南道の９９校、済州の１３０校、慶尚南道の６８校など合計２９７校が休校した。航空機は金浦～済州が６９便、金浦～金海５２便、金浦～蔚山２４便など国内線１９８便が欠航、国際便の一部も運航を中止した。

　台風は１０日午後１０時ごろ、江原道・洪川付近で消滅している。

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