【ソウル聯合ニュース】韓国国防部の金・ミンソク(キム・ミンソク)報道官は22日の定例会見で、2015年に予定されている韓米連合軍司令官(在韓米軍司令官兼務)から韓国軍への有事作戦統制権移管について、ベル元韓米連合司令官が見直しを求めたことに関連し、移管は計画通り推進するとあらためて強調した。
 ベル氏は21日に韓国メディアや軍関係者らに送った公開書簡で移管の無期限延期を主張していた。
 金報道官はベル氏の書簡について「個人的な意見だと考えている」と述べた。また、作戦統制権移管は韓米の同盟精神と信頼を基盤に首脳間の合意を経て決定した事案であり、「韓国軍の従来の方針に変わりはない」と強調した。
 ベル氏が移管反対の根拠として挙げた北朝鮮の核攻撃の可能性については「韓米は『核の傘』と、これを効率的に活用するため拡張抑止戦略に合意している」と説明。「これらの合意に基づきどのように北朝鮮の核に対応するかについては韓米で引き続き協力する」と強調した。
 北朝鮮の核弾頭小型化の技術については「核実験の回数などをみるとまだ小型化できていないとみている」との判断を示した。北朝鮮のミサイル発射に関する動向については「東海岸で発射準備をしている弾道ミサイルをまだ撤収していないようだ」と述べた。

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