映画「ジスル」
映画「ジスル」
韓国女優カン・スヨンが、済州4・3抗争(1948年4月3日、在朝鮮アメリカ陸軍司令部軍政庁支配下にある韓国・済州島で起こった島民の蜂起にともない、南朝鮮国防警備隊、韓国軍、韓国警察、朝鮮半島本土の右翼青年団などが1954年9月21日までの期間に引き起こした一連の島民虐殺事件)の悲しみを描いた映画「ジスル」の上映館1か所のチケットをまるごと買占めた。

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 同映画の制作会社によるとカン・スヨンは、「ジスル」を多くの人々に見てほしいという思いから、ソウルでの公開日である21日、光化門インディスペースの1回分のチケット全席を買い取り、映画ファンたちに贈ることを決めた。

 「ジスル」に対する映画関係者や観客らの関心が高まる中、チケットを大量購入し、団体観覧に関する問い合わせが相次いでいるという。

 イ・ミレ監督も「ジスル」を知人らに必ず見てほしい、という思いからおよそ100席分のチケット、また鐘路区でレストランを運営する一般人100席のチケットを購入したという。

 これ以外にも市民団体、公務員、学校などさまざまな場所で団体観覧の申請が続いている。

 同映画は、済州で去る1日に公開され、13日まで2か所の映画館での累積観客数1万369人を記録し、興業突風を巻き起こしている。

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