統一部と現代峨山が5日に明らかにしたところによると、韓国と北朝鮮は金剛山の天気予報サービスの提供を目指し、現地に気象観測施設を設置する方向で協議を進めている。現代峨山、統一部、気象庁関係者からなるチームが北朝鮮側とともに金剛山を訪れ、気象データ収集施設の設置案などを検討した。
 現代峨山は数年前から金剛山の天気情報提供について研究していたが、このほど統一部も加わり北朝鮮とともに本格的に推進することになった。北朝鮮側も金剛山観光客の便宜を図るため、観光地に限り気象観測施設を設置することを前向きに検討している。金剛山は気象の変化が激しいため観光前の天気予報が重要になるが、これまでは現地の気象情報を得ることができなかった。

 統一部関係者は、現在のところ協議すべき内容が一部残っているとしているが、早ければことし秋にも天気予報の提供が可能になる見込みだ。現代峨山関係者は、「現地で収集した情報を基により正確な天気予報が可能になれば、観光客は一層便利で安全な金剛山観光を楽しめるようになる」と期待を示した。

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