東海上で海流調査を行う「海洋2000号」が5日午前に独島海域に入った中、海洋警察庁は10隻余りの警備艇を独島と鬱陵島の海域に配置、万一の事態に備えている。このうち5000トン級のサムボン号と1500トン級の警備艇2隻が海洋2000号の護衛に当たっている。
 海洋2000号は独島海域到達後、独島西北西19マイルの地点で水温と塩分の分布調査を実施、午前9時現在、韓国領海である独島半径12マイル内海域3地点で追加調査を行っている。同地域での調査を終え移動する午後から、日本側巡視船による牽制(けんせい)が予想される。

 海洋2000号は、独島南西南26マイル、南西39マイル、西南西51マイル地点の3カ所で調査を行った後、韓日両国が認定する韓国側排他的経済水域(EEZ)に戻り残りの調査を継続する予定だ。

 一方、政府関係者は、現在独島海域の気象状態が悪化しており、調査に困難を来たしていると明らかにした。状況を総合し調査を継続するか否かは、船長の判断によるとしている。過去2004年夏季に行われた独島海域調査でも、気象の悪化で中断した例がある。

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